東中国山地とツキノワグマ

東中国山地や近畿北部地域などを中心に、ツキノワグマをはじめとした野生動物と人間との調和的共存を考える「東中国クマ集会」の活動や、会員が日々思っていることを紹介します。

鳥取県の情報

最近、ブログの更新ができていないので、ニュース記事からの情報を入れておきます。
日本海新聞のWebサイトの2012年04月29日版に「行楽はクマにご用心 餌豊作で個体数増か」のタイトルでクマの出没に対する注意を喚起する内容の記事が出ていました。
以下は記事の引用です。

-------------以下引用-------------
 行楽シーズンを迎えて山菜採りや森林浴、レジャーなどで山に入る機会が増える。一方で、動物も冬眠から覚めるなどして活動が活発になり、とりわけクマは今年、餌となる木の実が昨年豊作だったため、個体数が増えている可能性があるとの推測が有力となっている。子連れのクマは特に危険とされており、関係者は山に入る際は十分に注意するよう呼び掛けている。

 鳥取県に生息するクマはツキノワグマで、主な生息地は鳥取県東部の扇ノ山から氷ノ山にかけての山中とされる。成獣は大きいもので体長140センチ、体重150キロになる。

 県公園自然課によると、クマの出産頭数は餌となるドングリの前年の出来に影響を受ける傾向があるとされる。「不作のときの出産頭数が約1頭なのに対し、豊作の場合は約2~3頭になる」と同課。ドングリが不作だった2010年度の翌年の県内でのクマの捕獲・目撃・痕跡確認件数は114件。これに対し、豊作だった09年度の翌年の同件数は449件と約4倍に上っている。

 昨年度はドングリが豊作だったことから、同課は「今年は出産するクマが多いのでは」と推察する。

 また、10、11年度に行ったモニタリング調査から、今年は出産を示唆する行動パターンが見られるという。冬眠から目覚めたクマは通常、餌を求めて4月下旬から5月の下旬にかけて活動が活発になるが、今年はあまり動きが見られず、出産したクマが巣穴などからあまり動かないためと推測される。

 同課は「子連れのクマと遭遇すればかなり危険。子グマを守ろうとする親グマに襲われる可能性がある」とし、対策として「クマ鈴」など音が出るものを身に着けて自分の存在を知らせることや、山菜採りやレジャーに没頭せずに周囲に気を配ることを挙げている。
-----------以上 引用終--------------

 ドングリの豊作年の翌年は、クマの出没が多くなる可能性があること、親子連れの数が増える可能性もあることが書かれています。
 実際の状況はあきらかではありませんが、山菜採りで山に入る人が増える時期になりますので、クマとの遭遇を避けるための対策が必要であることは間違いありません。

 東中国山地では、シカの個体数の増加に伴い、増えたシカの食圧により、地域的に自然植生の衰退が見られてい ます。クマは食物を求めて下層植生のダメージの少ない場所に移動している可能性が考えられます。
 そのような場所こそが山菜の多い場所でもあります。
 人とクマが食物を求めて同じ場所に入るこの時期には、不意の遭遇による事故が発生しないよう、入山者には十分な注意喚起が必要です。

中国山地におけるツキノワグマの分布拡大の可能性と今後の保全にむけて

日本クマネットワーク主催のシンポジウム「中国山地におけるツキノワグマの分布拡大の可能性と今後の保全にむけて」が開催されます。

東中国クマ集会の取り組みの紹介も演題として予定されています。
(望月さんが講演します。)

年度末の忙しい時期になりますが、お時間のある方は是非参加してください。

JBNのホームページで詳しい内容が紹介されています。
以下は会期とプログラムの情報です。

会期:平成24年2月26日(日) 10:30~15:30

プログラム
1.主催者挨拶
2.基調講演「西中国山地『絶滅の恐れのあるクマ』のゆくへ」
    大井 徹(森林総合研究所)
3.広島県の特定鳥獣保護管理計画と保護管理対策の取り組み状況
    藤井 猛(広島県環境県民局自然環境課)
4.広島市での取り組み
    吉岡敏彦(広島市経済局農林水産部森林課)
4.島根県における鳥獣指導専門員(通称:クマ専門員)の活動状況について
    金澤紀幸・静野誠子・堂山宗一郎(島根県西部農林振興センター)
    澤田誠吾(島根県中山間地域研究センター)
5.鳥取県の有害捕獲個体取扱い方針の変更について-原則放獣から原則殺処分へ-
    西 信介(農林水産省農作物鳥獣被害対策アドバイザー/JBN中国地区代表地区委員)
7. NGOの立場から見た住民の意識と普及啓発活動
    望月義勝(東中国クマ集会)
8.総合討論

詳しくは以下のサイトを参照してださい。

http://www.japanbear.sakura.ne.jp/cms/2012/02/jbn_1.html

岡山県が生息数調査?

読売新聞のニュースサイトYOMIURI ONLINE 2012年1月19日に「推定10頭のクマが年199件出没する県」というタイトルの記事が掲載されました。
岡山県でツキノワグマの生息数が2000年に10頭と推定されていたにも関わらず、近年は出没数が非常に多いことから、新年度に生息数の見直しのための調査を行う方針であることが示されていました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120119-OYT1T00256.htm
同県の特定鳥獣保護管理計画は今年度の見直しで第4期目になります。
今回の見直しではクマの殺処分の手続きを簡略化し、人里に出没したクマは原則として放獣しない方針となるようです。
同県の管理計画の改定版は後に公表されることになるはずですので、兵庫県、鳥取県の改定版も合わせて計画の今後の流れをよく見ておきたいと思います。

鳥取県でシンポジウム開かれる

12月10日にとっとり環境ネットワーク主催のシンポジウムが鳥取県で開かれました。

日本海新聞のイベント紹介欄で、以下のURLに紹介記事が投稿されていました。

http://www.nnn.co.jp/odekake/detail.html?eid=6661

タイトルは「~ツキノワグマの種の保存と被害を防ぐために~人とクマとの共生は可能か」です。
熊森協会鳥取県支部が企画されたようです。
ピッキオの玉谷さん、広島県安芸太田町の栗栖さんらが招かれ、鳥取県公園自然課も参加されるようです。

会員の皆様へ・・・
シンポジウムに参加された方がおいででしたら、意見交換の様子などを情報提供ください。

美作市で全国クマサミット

岡山県の美作市で第一回全国クマサミットが開かれます。
http://www.city.mimasaka.lg.jp/www/common/detail.jsp?common_id=4062&parent_genre_id=2

以下、美作市のHPに掲載された次第です。
以下転載------------------------------------------------------------------------

 ・なぜ、昨年ツキノワグマは大量に出没したのか
 ・われわれはクマとの共生ができるのか
 ・クマの生態・森林の生態をもっと知りたい

■と き 平成23年12月16日(金)10時~17時
■ところ 美作文化センター(岡山県美作市湯郷826-4)
■申込先 全国クマサミット実行委員会事務局(下記のリンク先からお申し込みください)
※HPでの参加申し込みは、平成23年12月9日(金)を〆切とします。
■参加費 無料
以上転載終わり-------------------------------------------------------------------

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